少しうつ旅3

一日目、広島平和記念公園、平和記念資料館、原爆ドームをじっくり見学できたことは有意義ではあった。
観光客の様子からも世界の現状の一部がわかったように思う。
夜、広島バスセンターのコインロッカーに預け忘れていたスーツケースを取りに行った。
案の定、道に迷って思ったより時間が掛かり、帰りにバスセンターの食堂で北海道のからあげ丼を食べて満腹になる。
この旅行で広島風お好み焼きを食べることは叶わなかった。
わたしは未だ広島風お好み焼きを食べたことがない。

二日目、安芸の宮島をゆっくり観光して歩き、味わい深い『あなごめし弁当』や新鮮な焼きガキを食べてとても幸せだった。
安芸の宮島でも一人だとやっぱりちょっと寂しかったけれども……。
宿泊している広島市内のホテルに戻ろうとする時は、大抵道に迷い焦った。

路面電車をよく利用したが、乗り方や駅の場所等もいまいち理解できてなかった。
困ったり分からなそうにしていたら、近くにいたおじさんが声を掛けて教えてくれることが何度もあった。
本格的に道に迷ったら、小さな可愛い旅行ガイド本を取り出して地図を見て調べていた。
そんな時は如何にもミーハーな一人旅女だと見られたかも知れないが、追い詰められたら仕方なくそうならざるを得ない。ー背に腹は代えられぬー

流行や人目を意識している感じの一人旅女が嫌われやすいことは知っていた。
なのに今回お洒落して一人旅をし、白い目で見られちゃうかもなーと思いながら可愛い旅行ガイド本を開いた。普段の自分らしくもない……。若い女の子でもないのに。
自分はそういう所があるよなと思う。嫌われることを分かっていてやっている。
若い人たちの方がずっと、服装からコミュニケーション迄、嫌われないようにするのに長けているように見える。
これでも、引きこもりの少し鬱な旅行だ。

三日目、広島駅でお土産を買って定食屋で美味しいサバの定食を頂き、新幹線で山口へ……。

少しうつ旅２

９月、飛行機と新幹線に乗って、広島・山口と福岡を観光旅行してきた。
何だか今一人旅ブームみたいで、自分も昔から一人旅をしてみたかったから気になっていた。
流行りに乗るのはミーハーっぽいけど、行ける時に行こうと考え、出掛けることにした。
それ以外にもお世話になっている福岡の伯母の家を訪れようと思っていた。
テレビでしょっちゅう福岡の美味しい食べ物屋さんの特集をやっているので、行きたくなったということもある。
一人での旅先を、同じ方角で未だ行ったことがなくて行ってみたかった広島県と山口県に決めた。
インターネットやスマホを上手く使いこなせていないので、準備に苦労した。
飛行機のチケットを取るだけでも、コンビニに行ったりpaypayに入金したり大変で手間が掛かった。
宿は節約して安めの処を選んだ。

広島は、平和記念公園と安芸の宮島は行けた。
広島城や広島県立美術館にも行きたかったが、時間が足りなかったり、計画をしっかり立てていなかったり、道に迷ったりして行けなかった。広島城は少し離れた場所から見た。
でも道に迷ったことで、沢山歩いて街の様子を知れて、空気感を堪能できたと思う。

少しうつ旅

今月、一人で三泊四日の旅行した。
行き先は広島・山口だが、旅行はあまりしたことがなく、一人での旅は初めてだった。
その後、福岡の伯母さんの家に滞在してきた。
何故、引きこもりなのにそんなことをしようと思ったのかというと、母親との関係が悪化していて辛くなっていたので、思い切った行動を取るしかないと考えたのだ。
準備を進めていた時に、胃腸など体調が悪くなり旅行どころではなくなったけれど、薬で何とか治った。
準備はどこまでやればいいのか分からず、結構大変だった。
出発日直前に台風が近づいて来て、中止になるかと諦めかけたけど、結局行けた。
母親との仲だけでなく、首も痛くて、他の人間関係もうまくいかず色々と悩んでいて、鬱っぽくなっていた。
旅行中も晴れ晴れした気分じゃなかったし、完ぺきとは言えないが、旅行して良かった。

広島と山口は、初めて行ったがとても良い所で街の地理も少し解った。
広島は、思ったよりずっと都会で道に迷ったけれど楽しかった。
山口は、自然が豊かでのんびりしていた。
福岡市は、５年前に行った時よりもかなり都会になっていて若い人が多かった。

美味しいものを食べて、自分なりに色々と分かって収穫のある２週間だった。
一人旅中は幸い天候にも恵まれた。（日頃の行いが善かったのかな？）神様、ありがとう。
自宅に戻ったら、出掛ける前より気持ちが穏やかで楽になっていた。

黒茶トラ（サビ）柄

三十年以上前に飼い始めた、我が家の初代猫は、茶トラの雄と黒茶トラ（サビ）の雌の兄妹だった。
とても好い猫達だった。
若い頃に飼っていたせいか、思い入れが強い。
黒茶トラ（サビ）は、１６歳まで生きたので思い出が多くある。

猫と飼い主にとって、ありがちな最大のイベントは、猫が家から脱出した時ではないかと思う。
黒茶トラ（サビ）は、よく脱出していた。
いなくなったことに気が付いたら、頭の中が猫を心配のあまり、何も手に付かないので探しに行っていた。
いつも猫が捕まるまで、生きた心地がしなかった。
呼んでも全然現れなかったのに、大体２時間したら何処からともなく敷地内まで戻って来ているのを発見する。
大喜びして、大好物のかつお節で呼び寄せて捕まえていた。
いつも帰ってきたその黒茶トラ（サビ）は、私に甘えてきた。
外の世界を満喫したみたいで、普段よりも身体が温かく血行が良くなっていた。
喉のゴロゴロ音も大きくて、大らかで穏やかだった。
少しの間、自然に帰ったことで、この子は幸せを感じているんだなと思った。

黒茶トラ（サビ）の柄の猫は、ほぼ雌だ。
この柄は結構好き嫌いがあると思うが、私はこの柄の猫を見ると、飼っていた猫に対する強い感情が蘇る。
癖になる味というか、何とも言えない魅力がとてもある。

うちの黒茶トラ（サビ）猫エピソードは、こんなのは大したことではない。
信じられないようなことが起きた。
書いたら驚かれるようなこともあるけれど、思い出の中に仕舞っておく。

貼り紙見られた？

エアコンクリーニングの業者に、処世術を書いた紙を見られた可能性が高い。

一週間位前、自分の部屋のエアコンクリーニングを頼んだ。
エアコンクリーニングは男女二人で来てくれた。
エアコンをきれいにしてくれるし、業者に私は敬意を払い、張り切って愛想良くしていた。
業者が作業している間、自分は自室から出ていたが、
貼ってある紙に、自分で編み出した処世術、”困った時ほど愛想良くする”（誰でも考えてる？）というようなことが書いてあった。
それを読んだであろう二人は何を思ったか？
エアコンクリーニング業者が来る前に、部屋の貼り紙は全部撤去したと思っていたら、盲点があったようだ。
机の横に貼ってある紙に業者が帰ってから気が付いて、唖然とした。

口コミサイト

私はよく店や病院や商品などの口コミをグーグルレビューとかで見る。
利用した店の対応や商品について、他の人はどう感じているか知りたいのだ。
口コミは良いことと悪いこと様々な感想が書かれている場所が確かだと思う。
褒めている感想ばかりのサイトや、仲間内だけ書き込んでいる店らしいのはあんまり信用できない。
中には本当に誰にとっても良い商品や店などもあると思うが、
大概、店などは店員にも色々な人がいるし、客により態度を変える店員もいると思われる。

レビューの中でよく、悪い態度（酷い扱いをする）の店員に個人的恨みを持ち、文句を書き込んで復讐をしようとしている人を見る。
私も店員の態度に憤りを覚えることが結構あるので気持ちはよく分かる。
でも考えると、もし自分がその店の店員として働いた場合、客に好印象を与えて気持ちよく接客できるかどうか分からない。
ストレスが溜まっていたら態度に出てしまう可能性も高い。
それでよいとは思っていないけれども。

そういうレビューもあってか、最近は店側にも接客態度を意識した動きが出てきているみたいで、レジの店員が目茶苦茶愛想がよく感じがよくて、対応もサッと出来る完璧な人だったりする。
客は文句のつけようがない。
そのような店員に当たると私は、気持ちよく買い物が出来た嬉しさで、とても幸せになる。
でもそれと同時に、自分はこの店で店員として働くのは無理ということを確信し、少し絶望する。
その店のレビューを見てみると、やっぱり店員を褒めているコメントが多かった。

追記

マスク美人

私、顔のマスクで隠れている部分が微妙なのかも知れない。
半年程前、メル友さんと池袋の豚丼屋に昼時入り、サラリーマンらしき男性三人の隣のテーブル席に着いた。
その時、サラリーマンらしき人たちから自分へ何故か、熱い注目が集まっているのを雰囲気で察した。
私は水を飲もうとマスクを外した。
そしたら、サラリーマンたちは私に全く興味を失ったようで、普通に中断していた会話を再開させていた。
その後、三人は私のことは目に入らないようで話に入り込んでいた。
憶測では、マスクの私を見て（すごい？）美人が来た、と勘違いをしたのではないかと思う。
しかしマスクを外したらイマイチ？だったので、がっかりしたらしい。
私は、悪かったな、と心の中でつぶやいた。
美人と期待させようと思っていなかったのに勝手に期待して、マスクを外した途端がっかりするとはあんまりじゃないか。
初めからマスクを着けていなければ、こんなことにはならない。
まあ大した事ではないけれど。

追記

以前よりアクティブになった

長い間引きこもっていて、主に母親に何でもやってもらっていた。
出掛けるのは殆ど通院の時だけで、それもかなり嫌々行っている状態が長く続いていた。
気分も重く、店に入れなくて買い物も出来なかった。
数年前、これではいけないと考え、最初は無理をして駅構内の店に立ち寄ったりするように心掛けた。
一つずつ何かを始めたり止めたりしているうちに少し出来るようになったことはある。
色々とやって、母親が買ってきた精神病について書かれた本を読んだ。
それと、意味はないと思うが、親に反抗的な態度を取るようにした。
すると精神的に少し自立心が出てきたのか、調子が良くなった。
グループカウンセリングや福祉団体の集まりにも参加した。
福祉関係の会社にもお世話になり経験を積むことができ少し社会について学んだ。
ブログを始めたらかなり調子が良くなり元気になった。
パソコンも殆ど使えなかったのが、多少頑張ったら少し出来るようになった。
でもパソコンやスマホも結構必死にならないと使えないし、支払いなどの機械化はまだ全然慣れない。
対人関係を上手く築けない問題も変わっていない。

猫は幸せだったかな？

今日は猫の日だ。
うちでは２８年間、合計４匹の猫を飼っていた。
２年前の２月２４日に最後の一匹が死んだ。
平成の殆どは猫と共に生活したことになる。
その長い期間、生き甲斐は猫だった。
私は救われたけれど、うちの猫達は幸せだったのか解からない。
しっかりしていて猫のことをよく考える、優しい飼い主も大勢いるのは分かっていた。
うちは猫達を幸せにしていたかというと……。
猫の気持ちを考える余裕がなかったかも知れない。
うちの家族はあまり動物を飼う才能が無いタイプだったのかなと考えている。
あと私が引きこもっていて精神的におかしくなって、感情が荒れていたことも猫達にも悪かったと思う。
飼い主がしっかりしていなければペットも可哀想だ。
でもうちは世話を皆でやっていたこともあり何とかなった。
幸い世話が出来ないとか経済的な理由で猫を手放すことがなかったのは、
うちの家族と猫達にとって救いだった。
家に猫が居なくなった後一年位、猫に関心が無くなりネットの猫の写真とか動画をあまり見なくなった。
しかし、最近また見るのが好きになった。
可愛いので猫が居たらいいなと思うが、今から飼うことはとても無理で出来ないと自分に言い聞かせている。
世話が大変だったこと、医療費だって結構高額だったことなど、”喉元過ぎれば熱さを忘れる”を自覚しないといけない。

精神的な成熟ができればいいな

2022年が終わるので書きます。
今年は３月に訪問看護を止めてから特に何もしなかった。
引きこもっていたのだが、メル友と都内の街歩きをしたことが楽しかった。
だが、仕事をしていないので、まだ”引きこもり”ではある。
少し遠くの街まで出掛けて、気分転換できて精神的に楽になった。

家族との仲は少し悪くなった。
人間関係は難しい。
動物園で狭い檻に閉じ込められた動物たちが仲間と喧嘩しているのをよく見かける。
狭いコミュニティーでの人間関係は我慢も必要なのだろう。
性格の良いことも大事だろうな。
檻や柵に一匹で入れられている動物は、寂しそうにも見える。
上野動物園では獰猛そうなのは、やはり一匹だけで入っていた。
うろうろして相当なストレスみたいで可哀そうだと思った。
私の方がまだ恵まれていると感じた。
出歩くことが出来るんだし。
これには早く気付くべきだと思う。
あとは行動することが重要である。
完全に引きこもっていたり調子が悪かったりした頃は、他人の目が気になって外が檻の中みたいだったから家の中の方が自由だった。
まあ親には世話になっているし、嫌になるけれど自分からは喧嘩しないようにすればいいか。