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漫画『血の轍』を読んでいる。 [日記 雑記 生活 文化 音楽 テレビ 不安 暇]

自分の親が多分毒親なので、テレビで紹介していて気になった漫画『血の轍』(押見修造)を読んでいる。
まだ読み途中で、物語はショッキングなあり得ない展開だけども、何処かリアルで、解るところも多い。
中学生の主人公の母親が親戚の子ども(いとこ)を崖から突き落とした後から、主人公に様々な災難が振りかかってくる。
主人公の少年は一人っ子で、母親は専業主婦だ。父親との三人家族で地方都市(群馬)に住んでいる。
なんか閉鎖的な環境だな、と思う。
しかも父親の方の親戚家族がしょっちゅう家に訪ねてきて、母親は相当ストレスを感じているっぽい。

母親は一人息子に対して支配的である。
と言っても厳しいとか暴力を振るうとかではなく、一見やさしい。
美人で、朝食は決まって肉まんとあんまんのどちらかを選ばせてくれる。
主人公の少年は、いつも肉まんを選んで食べているのに毎朝訊いてくる。
普通はウザいと思うのに、主人公は文句を言わない。
朝食は肉まんを電子レンジで温めるだけで作ってくれていない(手抜き)。

私は自分の母親の若い頃に似ていると思った。
美人でやさしくて朝食は結構手抜きだった。
手料理はあんまり美味しくなかった。
母親の顔色を気にして、怖い父親にも気を遣っていた。
母親の命令(干渉)に逆らえなかった。未だにそういうところがある。

『血の轍』を読んでいると、なんとなく暗い気分にもなりつつ、サスペンスとして面白い。
平成時代の当時の空気も感じられて、主人公等の心情がとても豊かに表現されている。
また癒しの効果があり、親対策を考えつくための参考書にしようと思っている。

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