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猫は幸せだったかな? [日記 雑感 感想]

今日は猫の日だ。
うちでは28年間、合計4匹の猫を飼っていた。
2年前の2月24日に最後の一匹が死んだ。
平成の殆どは猫と共に生活したことになる。
その長い期間、生き甲斐は猫だった。
私は救われたけれど、うちの猫達は幸せだったのか解からない。
しっかりしていて猫のことをよく考える、優しい飼い主も大勢いるのは分かっていた。
うちは猫達を幸せにしていたかというと……。
猫の気持ちを考える余裕がなかったかも知れない。
うちの家族はあまり動物を飼う才能が無いタイプだったのかなと考えている。
あと私が引きこもっていて精神的におかしくなって、感情が荒れていたことも猫達にも悪かったと思う。
飼い主がしっかりしていなければペットも可哀想だ。
でもうちは世話を皆でやっていたこともあり何とかなった。
幸い世話が出来ないとか経済的な理由で猫を手放すことがなかったのは、
うちの家族と猫達にとって救いだった。
家に猫が居なくなった後一年位、猫に関心が無くなりネットの猫の写真とか動画をあまり見なくなった。
しかし、最近また見るのが好きになった。
可愛いので猫が居たらいいなと思うが、今から飼うことはとても無理で出来ないと自分に言い聞かせている。
世話が大変だったこと、医療費だって結構高額だったことなど、”喉元過ぎれば熱さを忘れる”を自覚しないといけない。

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ホテル御三家 [父親]

19年位前、それまでそんなことは無かったが、貰ったチケットが有ると父親に誘われて、都心に絵画を観に行った。
帰りに父親が「東京の”ホテル御三家”の○○ホテルでケーキでも食べて行こうか」と案内してくれた。
そんな高級な所に私なんかが入っていいのか?止めといた方が良いんじゃないかと私は思った。
父親はそんなこと全然考えていない様で、”ホテル御三家”の内の一つに玄関からラウンジへ入った。
本当にいいのかな、と思いながら私も仕方なく入った。
座り心地の良い椅子に座って、若いウェイターが注文を取りに来るのを待っていたが、全然取りに来ない。
父親と話すことが無いから、早く注文を取りに来て欲しかった。
ラウンジには客が少ないのに、いつまで経っても来なかった。
父親はウェイターの居る方向に背を向けて座っていて、何度か手を挙げたが、見えているはずだった。
ウェイターに気が付かない振りをされているとしか思えない。
少し遠くの席にいる人達を見ると、ハイクラスそうな紳士ばかりだった。
私たち場違いなんじゃないか、と強く思ったが、父親はそんなこと気にしていないみたいだった。
待っているうちに段々とストレスで精神的に調子が悪くなって、真っ暗な重苦しい気分になった。
数十分待って。。。漸くウェイターが近づいて来て「気がつきませんでした!」と今気がついたという感じで謝ってきた。
”気がつかないという訳はないでしょ”と思った。
その際、ウェイターは私には態度が悪かった。
ケーキと紅茶を注文して(やたら高いのでびっくりしたが)、持って来たケーキと紅茶はそんなに美味しくなかった。
帰る時もウェイターは父親に謝っていたが、私を完全無視していた。
お釣りが珍しい二千円札だったので父親は喜んでいたが、私はホテルのラウンジにいる間の苦痛で、もやもやが収まらなかった。
今になり・・・・やっぱりあのウェイターは態と私たちを無視していたんだと思える。
セレブな人たちが出入りするホテルのラウンジに相応しくないと思われる人間が入ってきたので、無視をしたんだ。
服装はそんなに変ではなかったはずだが、引きこもりで低学歴で社会で働いていないとか、こういう所に来たのが初めてだということが判るんだろうな。
お金持ちじゃなくて……。
ここに来たのは明らかに父親の判断ミスだ、とラウンジに居る間思っていた。
こういうプライドの高いホテルに入るような父親に対する怒りが、ウェイターに対してと同じ位に湧き起こった。
しかし、あの時の恨みは忘れない。
もう”ホテル御三家”には行きたくない。
高級ホテルにも社会的な意義だとかしがらみとか色々あるんだろうけれど。

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