美容院に行って良かったのだが・・・

ちょっと離れた街の美容院に行こうかなと思って、街歩きも兼ねて足を延ばしてきた。
まあまあ都会の繁華街だが、昔もよく知らないけれど、何だか貧乏っぽくなったように見えた。
昼間だったが歩いている人達は皆辛そうな顔をしていた。
自分はどんな表情をしているのだろうか？と思いながら美容院を探した。
美容院は多いはずなのに、中々見つからなかった。
やっぱりネットで探して、予約した方が良かったのかなと後悔した。
やっと見つけた美容院に入ってみようとしたけど、何となく入りづらい。
美容師さんに不審がられたようだが、何とか声を掛けてみた。
初めて入る美容院は住所とか名前とか電話番号を書かされることが多いので警戒していたら案の定、書かされた。
割と若い女性の美容師さんが担当してくれることになった。
でも何故か、最初からその美容師さんに嫌われているみたいだった。
椅子に座り、鏡に映った自分の顔を見たら、人を馬鹿にしたような目をしていた。
これはとても失礼だ。いけない。馬鹿にした目を止めないと……と思っても変えられない。
美容師さんに対する印象は悪くないのに……。なんで……。
睡眠時間がズレていて、起きたのがとても早かったのでもう眠くなる時間で疲れていたからか。
街を歩いて元気がない人達の様子を見て馬鹿にするような心境になってしまったのか。
自分が馬鹿にされていると思うことが多いからそうなってしまったのか。
どういう精神状態なのか分からないが。
シャンプーをしてもらい、話し掛けらることはなく髪を切ってもらった。
会話は苦手なのでよかった。
シャンプーやマッサージは上手で、髪型はまあまあで問題なかった。

気になったのが、名前や住所や電話番号、生年月日、職業を書かないといけないということ。
初めてだから又来るか分からないし、何故そこまで書かなきゃいけないのか理解できないが、
断って印象が悪くなり手抜きされるのは嫌だ。
出鱈目を書くと、偽住所にハガキとか送ってきて届かなかったらやはり印象が悪くなり、次に行った時に嫌われているかも知れないし。
いつも美容院に行くと、美容師さんに嫌われていないか、ということを考えてしまう。
嫌われてしまったと思ったら次、行けないことが多い。

個人情報を書かなきゃいけないから、初めての美容院に気軽に入れないので結局、過去に行った店になってしまう。別にいいんだけども。
これからは、客に個人情報を書かせない美容院の方が人気が出て繁盛すると思うのだけど。