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階段の滑り止め [日記 雑記 生活 文化 音楽 テレビ 不安 暇]

半年ほど前に、自宅の階段を考え事をしながら降りていたら、段の真ん中位から滑り落ちてしまった。
その時は、滑りやすい布地の靴下を履いていた。
自分の全体重が、足の小指と薬指に圧し掛かり捻った。
痛くて階段の下で長い間寝っ転がったまま動けず、母親から「どうしたの?」と声を掛けられても、声も出なかった。
後で「階段から落ちた」と話すと、母親は「うちの階段は滑りやすいから、お父さんも○○も落ちたことがある。明日、滑り止めを買ってこよう」と言った。
そして「もっと早くしないといけなかったね。ごめんね」と自分の責任のように謝っていた。
翌日早速、母親がホームセンターから階段の滑り止め『スベラーズ』を買ってきた。
色が薄くて目立たないという理由で、一度取り替えて貰いに行って、『スベラーズ』を階段に取り付けてくれた。
そしたら、これが思いの外、非常に優れモノだった。
いつも階段から降りる時は、恐る恐る滑らないよう注意するのが当たり前になっていたのだが、もうそんなに気を付けなくてもいい。
降りるスピードも全然速くなった。

階段に『スベラーズ』を取り付けた嬉しさのあまり、家族愛のような一体感が短い間だが芽生えて、温かい気持ちになった。
『今年の良かったことbest3』に入りそうである。
しかし何故今まで十数年間も滑りやすい階段になっていたのか不思議だ。
滑り止めを付ければよいのに、簡単なのに、それをせず結構危険な状態にしていたなんて。
我が家や自分には、そう(早くやっておけば良かったと)いうことがまだ沢山有りそうだ。
最近それに気付くようになってきて考えだすと怖い。

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