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黒茶トラ(サビ)柄 [日記 雑感 感想]

三十年以上前に飼い始めた、我が家の初代猫は、茶トラの雄と黒茶トラ(サビ)の雌の兄妹だった。
とても好い猫達だった。
若い頃に飼っていたせいか、思い入れが強い。
黒茶トラ(サビ)は、16歳まで生きたので思い出が多くある。

猫と飼い主にとって、ありがちな最大のイベントは、猫が家から脱出した時ではないかと思う。
黒茶トラ(サビ)は、よく脱出していた。
いなくなったことに気が付いたら、頭の中が猫を心配のあまり、何も手に付かないので探しに行っていた。
いつも猫が捕まるまで、生きた心地がしなかった。
呼んでも全然現れなかったのに、大体2時間したら何処からともなく敷地内まで戻って来ているのを発見する。
大喜びして、大好物のかつお節で呼び寄せて捕まえていた。
いつも帰ってきたその黒茶トラ(サビ)は、私に甘えてきた。
外の世界を満喫したみたいで、普段よりも身体が温かく血行が良くなっていた。
喉のゴロゴロ音も大きくて、大らかで穏やかだった。
少しの間、自然に帰ったことで、この子は幸せを感じているんだなと思った。

黒茶トラ(サビ)の柄の猫は、ほぼ雌だ。
この柄は結構好き嫌いがあると思うが、私はこの柄の猫を見ると、飼っていた猫に対する強い感情が蘇る。
癖になる味というか、何とも言えない魅力がとてもある。

うちの黒茶トラ(サビ)猫エピソードは、こんなのは大したことではない。
信じられないようなことが起きた。
書いたら驚かれるようなこともあるけれど、思い出の中に仕舞っておく。
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